相続の相談にいらっしゃる方の中に「相続放棄をした」と言われる方が、多数存在します。
よくよく話を聞くと、「遺産分割協議書が送られてきて、署名押印して、何も相続しなかった」とのこと。
まず、「葬儀費用に含まれる範囲」については、地域の慣習・被相続人の生前の生活状況などによってて異なることが考えられますので、まずは、相続人の間で協議を行い、被相続人の意思に基づいて解決を図るべきです。
結婚していない男女の間に生まれた子の遺産相続分を、結婚している夫婦の子(嫡出子)の半分とした民法の規定が、法の下の平等を定めた憲法に違反するかが争われた件で、最高裁大法廷は、「家族形態の多様化や国民意識の変化などを考慮すると、親が結婚していないという「選択の余地がない理由で子に不利益を及ぼすことは許されない」として、裁判官14人全員一致の判断で、同規定を違憲とする初判断を示しました。また、今回の違憲判断は、既に決着した同種相続事案に影響しないとする異例の言及も行っています。